2008年08月09日

■百まいのドレス

この夏休み最大の収穫。このさき忘れることができない、美しいお話です。
〜マデラインという少女の小学校には、ワンダという変わった名前の子がいて、クラスで仲間はずれにされていました。
 

 
仲間はずれやいじめについてのお話はいろいろありますが、このお話は、ワンダが別の町に引っ越してしまい、はじめは彼女がいなくなったことすら無関心だった子どもたちが、自分たちのしたことを振り返り、ワンダという少女に思いを馳せる、そこに特徴があると思います。
クラスの中のいじめをみんなで考えて、最後は謝って仲直り、というようなお話とはまるで違います。
もうここにはいない彼女のことを、さっさと忘れることだってできるのに、なんだか心にもやもやとしたものが残る子どもたち。
ワンダが残していった美しいたくさんの絵(百枚のドレスの絵)が、子どもたちに鮮烈な印象を与えているのです。
こんな絵を描くワンダって、どんな女の子だったんだろう?
マデラインは、今はいないワンダの気持ちにまで近づこうとします。
手早く答えを出して、気持ちを切り替えようとする他の子とは違い、マデラインは考え続けます。
はじめは、たぶん、ワンダに謝ることで自分の気持ちをすっきりさせたい、このもやもやに終止符を打ちたいというものだったかもしれません。
けれど、ワンダの絵を自分の部屋に貼り、それを眺めて涙をこぼすマデラインは、ワンダを知りたいと思っているうち、ワンダの人格を愛するようになったのでしょう。
もう会うことはないかもしれない人を、彼女は忘れることはありません!
切ないけれど、マデラインの人生にくっきりと残る出来事です。
こんなお話に、私ももっともっと早く出会いたかったな、と思いました。
挿絵もきれいです。長寿だった石井桃子さんが、50年ぶりに自身で改訳するというエピソードも素敵。ぜひ、それを受け止めてくださいね♪
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2008年07月12日

■ハッピーバースデー

主人公のあすかちゃんは、お母さんから、なぜか愛されず、常日頃、言葉や態度で、のけものにされています。
この作品では、そのお母さん(静代さん)が、娘を愛せない理由にも触れながら、さまざまな登場人物を丁寧に描写しています。
だから、お母さんや、その親御さん、一人ひとりの弱いところが積み重なって、あすかちゃんにしわ寄せがいってしまったけれど、それぞれがどんな風に修復を試みたかまで書かれています。
いじめを描く作品はたくさんあるけれど、理不尽な出来事に対する怒りだけでなく、そこに至った葛藤や、そこから立ち直る術まで、多くのものが詰め込んであります。
 
主人公の少女に力を与えた、重度の障害をもつ少女との友情のエピソードもすてきでした。
「希望をもって生きる」ことの大切さを教わりました。
  
さっちまの授業参観に行った時、廊下に、「私がすすめる一冊」として一人ひとりの推薦文が貼ってありました。
ある女の子が挙げていたこの本。
彼女は、長いこと、いじめに遭っていて、私は劇的に彼女を取り巻く世界を変えることができない切ない思いを抱えながら、彼女に接しつづけています。
そんな彼女が「ほっとした」という本を、私も手にとった次第。
  
昔、三浦綾子の「氷点」を読んだとき、虐待を反省できない自分本位のお母さんに幻滅したことがあります。
それは最後まで解決しなかったので、そのもやもやを抱えている人には、ラストに救いのあるこの作品はおすすめです。


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2008年01月25日

■ハナさんのあかいぬの

「こどものとも年中向き」2月号は、私のお気に入り!
ハナさんのあかいぬの(福音館書店webサイトより)
 
2歳2ヶ月のららちゃんは、何度も読んでとせがみます。
ハナさんというお母さんが、雪遊びする子どもたちのためにマントやミトンを手縫いしてあげるお話。
原画も、絵の具ではなく、布を縫い合わせて作られているので、独特のぬくもりが感じられます。
はさみで布をじゃきじゃき切って、
針と糸とでちくちく縫い、
ふかふか綿をつめる
…そんな作業が、とっても素敵!
みんなの布団を作るための赤い布が、小物を作ってるうちに穴ぼこだらけ。
でもハナさんは、子どもたちが大喜びする布団をちゃんと用意してくれました。
お母さんの手は魔法の手、そんな感じがするお話です。
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2008年01月06日

■2歳2ヶ月の絵本

ららちゃんと図書館へ。
この時期の子どもは、たとえばページの端がちょっと破れていたりすると、それが気になって気になって、引っ張っているうちに裂けてしまうなんてことに。。。
福音館書店の「こどものとも0.1.2」シリーズは、厚い紙でしっかり作られているので安心。
好きなページを繰り返し見るために、何度もぱたぱたする子どもにぴったりです。
 
いろいろぼうし(福音館のサイトより)
 
ららちゃんが喜んで見ていたのがこの作品。
赤い帽子の猫、青い帽子の犬、いろんな動物が登場します。
色の組み合わせが私好みではなかったけれど、ららちゃんには、お出かけの必須アイテム「帽子」と、「動物」の組み合わせがたまらなく魅力的だったようです。
 
丈夫な本ですが、みんなの本になにかあってはいけないので、私は借りずに館内で読むことにしています。
ありがたいことに、地元の図書館の絵本コーナーには、可愛い椅子とテーブルがたくさん用意されています。
次の出会いが楽しみ♪
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2007年09月02日

■はじめての文学(村上春樹)

てえてえと図書館へ。
一緒に児童書の本棚をのぞいていたら、気になっていた本を発見。
 

 
村上春樹ファンの太郎さんに近づこうと、「パン屋再襲撃」や「ノルウェイの森」などを読んだことがありますが、ファンにはならなかった私。
はたして“若い読者”のために、どんな作品が用意されているのか興味があります。
…実は私、痛い話が苦手です。
洗練された世界で、しがらみとは縁がない主人公は、あくせくと生きることはしない、そんなスマートなお話の途中、突然“残酷な”描写がひょっと顔を出すので、むしろショックは大きくなります。
鴉同士の乱闘があったり、象の水増しがあったり、かえるくんにこぶができたりすると、まいってしまいます。
作者があとがきで自ら解説しているように
幻想の裏側にある激しい暴力性や、避けがたい腐敗や、救いのない崩壊ぶりに強く心を惹かれるところがある

のでしょうが、私はそこで動揺するあまり、物語全体を味わえないのかもしれません。
他の作品と雰囲気の異なる「沈黙」は、いじめの加害者への憎しみを乗り越えた後の静かな感情というものに、はっとさせられます。
孤立やいじめの体験がある人ならば、周囲の人間がこの作品を読んでくれたら、と願うかもしれません。
自分が読んで救われる作品というより、“第三者のふりをしていた人”に読ませたい、知らせたいという感想を抱きました。
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2007年08月26日

■中学生の読書感想文

さっちまが選んだ作品は「十五少年漂流記」。

 
中1のさっちまには、自分と重ね合わせて考えやすい作品だと思います。
てえてえ@小3の時と同様、まず、感情を表す言葉を用意し、それにぴったりな場面を本から選びます。
てえてえの時は「わくわくした」「どきどきした」「うれしくなった」等ですが、さっちまはちょっと大人っぽく「心を動かされた」「安堵した」などの言葉に。
原稿用紙3枚以上なので、6箇所選び、文章にしてみます。
…ぼくは〜の場面でどきどきしました。なぜなら〜だからです。
そして、
1)物語の簡単なあらすじ…この物語は〜というお話です。
2)この作品を選んだわけ…この話を読みたいと思ったのは〜だからです。
を書いた後に、感想を続けて書きます。
ブツ切れの文章を繋げるのは、親の助けが必要かも。
最後に、この作品を読む前と後で、自分がどう変わったかを書くのがベター。
ぼくはこれから主人公のようにこうしたい、等々。
(無くても構わないです。)
さっちまは仰々しい文章を好まないので、あっさりした感じですが、それでも一日で4枚仕上げることができました。
【関連する過去の記事】
はじめての読書感想文

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2007年07月28日

■一日こども図書館フェスティバル

せかせかと洗濯を終え、ららちゃんとてえてえを連れて電車に飛び乗り、フェスティバルへ。
お目当ては、絵本・児童書の販売と、模擬店のカキ氷です。
 
行ってみると、品揃えはいまひとつ。でも図書館が蔵書を放出した「無料リサイクル市」はよかった!!!
 

 

 
他にも気になる本がありましたが、この2冊に決めました。
模擬店や工作のコーナーは、中高生のボランティアが担当していて、器用ではないけれどまじめに取り組んでいる様子に感心させられました。
てえてえと私は万華鏡作りに挑戦。
2種類の万華鏡は、簡単な作りなのに、のぞいてみると、美しくて不思議な世界が広がるのでびっくりしました。
読み聞かせやお化け屋敷のコーナーなど、幼児向けの催しがいろいろあるので、次回が楽しみです。
カキ氷を食べ、電車に乗って帰宅。
部活から帰ったさっちまと、机に向かっていた太郎さんと合流して昼食。
なんだか密度の濃い午前でした…。
posted by ひなっぺた at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

■第五福竜丸


 
水着のビキニは、ビキニというところで行われた核実験のように衝撃的、というのが語源だそうです。
語源由来辞典
それを知ったとき、被害を受けた人のことを思うと、あまりいい感じがしませんでした。
 
第五福竜丸が死の灰を浴びた、ということは、なんとなく聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。
今回、「ここが家だ」という絵本を読んで、初めて事実と向き合いました。
本の帯に
この物語が忘れられるのを
じっと待っている
人たちがいる。

とありました。
 
とても重みのある言葉です。
 
様々な理不尽なことに遭遇した人たちは、事件が人々に忘れられ、風化することを恐れます。
戦争、テロ、通り魔、列車事故…。
たくさんの報道に接し、私は悲しんだり憤ったりしていたはずです。
でも、まだ悲しみの中にいる人がいるというのに、忘れてしまっています。
そして、第五福竜丸の被爆については、忘れるどころか、そもそも知ろうとしていなかったのです。
ベン・シャーンの絵は、一つひとつが、そのテーマとなっている事件のことを知らなくても、心に訴えてくる素晴らしさがあります。
そして、アーサー・ビナードさんの文章も、説明調に陥らない、研ぎ澄まされたものです。
「おぼえている」という言葉の大切さを教えてくれる絵本です。
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2007年04月17日

■1歳5ヶ月の絵本


 
ららちゃんお気に入りの「ぶーぶーじどうしゃ」は、精密に描かれた車と、ちょこんと登場する子犬や猫が可愛らしい絵本です。
日常で、パトカーや救急車に遭遇することはほとんどありませんが、ゴミ収集車や宅急便はおなじみ。
絵本にもちゃんと載っています。
車に合わせて、「ぶーぶー」「ぷーぷー」「うーうー」など、擬音も様々。
繰り返し語ると喜びます。
ららちゃん、「あーあー」と言いながら、タイヤを指差したり、ページのどこかに居る猫を指差したりしています。
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2006年10月29日

■おーくん おんぶ

生後11ヶ月の娘のお気に入りは「おーくん おんぶ」。
(こどものとも012 通巻79号、かたやまけん作 福音館書店)
現在、販売はされていないようなので、図書館でどうぞ♪
私はYahoo!オークションで購入しました。
 
片山さんの大胆な絵が、子どもの目をぐっとひきつけるようです。
おんぶが大好きなおーくんが生き生きと描かれていて、読んでる私もわくわくしてきます。
ららちゃんが見せるいろんな表情と似ていて、おもしろいです。
 
もうすぐ1歳。
誕生祝いに「一升餅」(一生餅)を背負わせようと、そのためのリュックを縫っています。
さっちまやてえてえの時は、義父母が餅をついてくれたのですが、今回は切り餅を買おうと思っています。
せめて袋だけは、コングラチュレーションな感じ(どんな感じ?笑)にしたいので、夜、みんなが寝静まった頃にごそごそと手仕事。
なんかね、おーくんがぬいぐるみを背負った姿と、ららちゃんが一升餅を背負った姿がだぶってきて、じんとくるのです。
一年って、あっという間だったな。
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2006年10月18日

■ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinch

inch
 
絵本旅行社さんで知った「ニュージーランドへ本を送ろう」という活動。
ニュージーランド在住の宮内さんという女性が、日本語で書かれた絵本や紙芝居を扱う無料図書館のオープンを目指して活動しています。
ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinch
 
14日、15日には、その活動を応援するバザーも開かれました。
mixiの「ニュージーランドへ本を送ろう!コミュ」のメンバーたちが品物を提供して実現したそうですが、とても素敵な企画!!!
mixiに登録したものの、使っていない私は、こんな風に企画が生まれ、活動が広がることもできるんだな、と初めて知りました。
写真は、私が購入した絵はがき、ネームシール、ニュージーランドの切手のセットです。
 
絵はがきの切手を貼るところのイラストが好きで、こちら側を写真に撮りました。切手は別のところに貼ろうっと♪
(もちろん反対側の大きなイラストも素敵です。)
作者のRokoさんのサイトで、絵本やイラストをぜひご覧になってくださいね。
Roko color box
 
ネームシールは消しゴムはんこ屋さんのyayoiさんの作品です。
  
そして、ニュージーランドの切手の入った小さな額は、もうすぐ誕生日を迎える私自身へのプレゼントのつもり。
(*^_^*)
ニュージーランドは、大学卒業時に旅した思い出の国です。
昔々のイギリスのような落ち着いたたたずまいの街と、フレンドリーな人々。
船で行った小さな島。ヒッチハイク。動物園に行こうとバスに乗ったら、女性の運転手だったなぁ。
…切手を見ながら、にまにましようと思います。
posted by ひなっぺた at 13:58| Comment(8) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

■生後9ヶ月に読む絵本

「くまさん おっき」は、「こどものとも012」の2002年6月号(通巻87号)の作品です。
(かたやまけん作 福音館書店) 
現在は入手できないようですので、図書館でどうぞ♪
 
くまくんとしろくまくんが交互に登場し、同じことをやります。
ところが、ちょっとずつやることが違ってきて…。
でも、最後は一緒になって、読み手はほっと一安心。
  
子どもは繰り返しのお話が大好き。
片山健さんのダイナミックな絵は、作品によってはパワーがあり過ぎて見づらいけれど、この絵本ではほど良い感じ。
言葉も「おっき」「たっち」「あんよ」「ねんね」「ちゅっちゅっ」等々、今読むのにぴったりな、親しみやすい響きのものばかりです。

「こどものとも」の全リストが載っているサイトを発見♪
絵本旅行社
原画展のレポートや復刊情報などもあり、新たな絵本との出会いが生まれそう。
図書館行く前にのぞいてみて、絵本選びの参考にしたいと思います。
posted by ひなっぺた at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

■黄色いバケツ

てえてえが使用している教科書(光村図書 こくご二 上)に載っているおはなしです。
てえてえがつっかえつっかえ、音読しているのを傍らで聞いていて、(読み方は上手じゃないのに)じぃんときてしまいました。
 
ある日、きつねの子は黄色いバケツを見つけました。
前々から欲しかったバケツです。
友達から、「一週間、誰も取りに来なかったらもらってもいいんじゃない」と言われ、心が揺れます。
1日め、バケツをうっとりと眺めたり、横でうたたねしたり。
2日め、魚をつるまねをして、バケツに魚を入れる仕草。
3日め、バケツにリンゴの実を入れて運ぶ、自分の姿を思い浮べました。
4日め、雨がふったので、バケツのことが心配になり見に行きました。
5日め、バケツに自分の名前を書くまねをしました。
6日め、ねる前にバケツを見に行き、バケツの夢を見ました。

(要約 ひなっぺた)
 
まだバケツは自分のものじゃないから、きつねの子は勝手に使ったりしないのです。
律儀ですね。
こんなにバケツのことが好きなら、自分のものになるといいね、と応援したくなります。
けれど、バケツは、どこかに行ってしまいました。
残念がる友達に、きつねの子は「いいんだよ」と言います。
 
たった一週間だったのに、ずいぶん長いこと、黄色いバケツといっしょにいたような気がしました。その間、あの黄色いバケツは、ほかのだれのものでもなく、いつもじぶんのものだったと、きつねの子は、思いました。

 
愛情、という言葉が浮かびました。
バケツと過ごした一週間は、かけがえのないものだったのでしょう。
それにしても、きつねの子が「バケツが自分のものだったら…」と想像している姿は、時間の豊かな過ごし方のように思えます。
自分の欲望のままに、さっさと手を伸ばすよりも、バケツを大事に考えていることが分かります。

つりばしゆらゆら
 
主人公きつねの子が出てくるおはなしは何冊かあって、「黄色いバケツ」はその一つです。他の作品も読んでみようと思います。
posted by ひなっぺた at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

■「こどものとも」の絵本展

姫路市立美術館で開かれている絵本展に行ってきました。
創刊50周年 みんなのともだち「こどものとも」の絵本展

幼稚園の時に子どもが愛読していた、というお宅も多いのでは?
会場には、たくさんの作家さんの原画が展示されていて、実際に絵本を手に取り、読むコーナーも設けられていました。
 
ぐりぐら
会場内ではもちろん撮影禁止ですが、エントランス付近には「ぐりとぐら」などのキャラクターと写真を撮れるコーナーがいくつも用意されています。
 
ありがたいことに、授乳室もあったので、作品を見終わった後、ららちゃんに授乳することもできました。(なんてうれしい心遣い!)
 
太郎さんは、林明子さんの絵がお気に入り。
「あさえとちいさいいもうと」の子どもの絵は、立ち姿、走る姿、抱きしめる姿、みんな、さっちまやてえてえの仕草にそっくりです。
絵の一つひとつが、紛れもなく子どもの姿なのだと、改めて感じました。
 
あさえとちいさいいもうと

「三びきのこぶた」の山田三郎さんの絵は、下絵と、実際に絵本に採用になった絵が並べて展示してあり、より良い作品にするために作者が工夫した様子が分かるようになっています。
 
「かばくん」の中谷千代子さんの絵は、キャンパスに描かれたものが飾られていて、キャンパス地に絵の具がのった風合いが素敵でした。
 
本当に、予想以上にたくさんの作品を見ることができ、大収穫となりました。
てえてえは絵本コーナーで
片山健さんの「とんねるをぬけると」を読んで、意表をつく展開に釘づけ。
 
高部晴市さんの「アリガトウ サヨウナラ」も、親子ではらはらしながら読み、結末に「ををっ!」と驚いて、もう一度読まずにはいられないおもしろさでした。
 
たくさんの親子連れでにぎわいながら、みんな絵本が好きで、楽しく親子でやりとりしているので、気持ちよかったです♪
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2006年05月10日

■三国志を読む

さっちまは、このごろ夢中になって「三国志」を読んでいます。
さっちまには、もっと本を読んで欲しいなぁ、と常々思っていたので、嬉しい限り。
三国志(3)
 
テレビドラマがきっかけで「西遊記」を読んだらおもしろかったらしく、
新聞連載の「西遊記」も目を通しているようです。
私は(新聞の連載小説が読めるくらいなら大丈夫♪)とちょっとほっとして、「中国のお話なら『三国志』もおもしろいよ」と薦めてみました。
試しに一巻だけ買ってみたけれど、「おかあさん、二巻も買ってきて」とリクエストされました。
今、第三巻を読んでいるところで「四巻も出ているらしいから、買っといてね!」と言われています。
(^o^)

私は高校の漢文で「四面楚歌」の話を読み、項羽が「虞」という妃を案じるシーンに、授業であることを忘れてしまったくらい胸が痛み、感動しました。
 
いよいよダメだ、というその時、自分のことで手一杯でおろおろしそうなのに、一番大切な人のことをこうも想えるものなのか…と。
さっちまの本には載ってるかな?
…実は、私が子どもの頃読んだ「三国志」は、少年少女名作全集の中の一冊で、さっちまが読んでいるような全五巻、という大作ではありませんでした。
三国志といっても、はしょってはしょって短くしたものです。
「三国志」や「水滸伝」、改めて読んでみたらおもしろいかも。


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2006年03月23日

■絵本の復刊

復刊ドットコムのメルマガに、マックロスキーの絵本「すばらしいとき」が復刊されるとあったので、うれしくて注文をしました。
 
自然の中で暮らす家族。季節の移り変わりと子どもたちの成長。
息子たちはこの本をどのように捉えるのか分からないけれど、親として読んでみると、胸がきゅんとしそうです。
 
波と空を ようく 見ておくんだよ。
海の潮の香りを ようく かいでおくんだよ。
去っていく場所のことをかんがえると、すこしさみしいね。
でもこれからいく場所のことをかんがえると、すこしうれしいだろ。
しずかに思いめぐらすときだー



図書館でいいなぁと思った本が、絶版になっていて手元に置けないとき、「復刊ドットコム」をのぞいています。
すると、もうじき復刊!などというニュースにふれることが♪
 
復刊ドットコム
復刊ドットコム福音館特集ページ
 
リクエストが多く寄せられるというのは、魅力的ってことかも、とまだ読んでいない絵本と、そこで新たに出会うこともあります。
posted by ひなっぺた at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

■ブックスタート

市が行う4ヶ月検診では、図書館のかたも出席して「ブックスタート」が実施されます。
絵本を通じて、赤ちゃんと保護者がゆっくり向き合えるよう、赤ちゃんが喜びそうな絵本や資料を渡し、きっかけ作りをする活動です。
 
特定非営利活動法人ブックスタート
 
布製のバックには、絵本2冊と絵本選びの資料、図書館カードの申し込み書などが入っています。
初めて、第一子さっちまの図書カードを作ったときはうれしかったなぁ。
赤ちゃんを連れて、図書館に行くのは迷惑かも…とドキドキしながらうかがったら、図書館の人が歓迎してくれて「赤ちゃんのカード、作る?」と言ってくれたのです。
当時、新しい土地で知り合いもなく、心細い毎日を送っていた私には、図書館は心のオアシスでした。
 
その優しさが「ブックスタート」という活動に発展して、たくさんの親子に届いているような気がして、すべての市町村に普及すればいいな、と強く思いました。
 
説明の間、ららちゃんは寝返りの大サービス。
妊娠中、おはなしボランティアでお世話になった職員さんだったので、記念に抱っこもしてもらいました。
今度は、おはなし会にも顔を出さなきゃ♪
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2006年03月07日

■福音館のブログ

「こどものとも」のバックナンバーの紹介や、絵本の情報、作家のエッセイなどが載っています。
こどものとも50周年記念ブログ
 
この春も、ぞうくん、かばくん、わにくん、かめくんに出会えます♪
こどものとも 2006年4月号「ぞうくんのおおかぜさんぽ」

今日は大風。それでもぞうくんはごきげん。散歩に出かけます。するとむこうから風に押されて、かばくんが転がってきました。「どっこいしょ」とかばくんを受け止めたぞうくんは、かばくんを散歩に誘います。

 
シリーズで揃えたい絵本です(^o^)
ぞうくんのさんぽ
 
こどものとも 2004年4月号「ぞうくんのあめふりさんぽ」

posted by ひなっぺた at 14:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月15日

■こんにちはおてがみです

太郎さんの勤め先の「福利厚生」で、5000円の図書カードが送られてきました。
宛て名は、なんと私!!出産祝いだそうです。
(^o^)
ららちゃんの絵本を買いに行き、店頭で、ちょっと変わった本を見つけました。
こんにちはおてがみです

「こどものとも」50周年の記念に出版されたものです。
福音館の絵本でおなじみの主人公たちから、読者に向けて書かれた手紙の数々。
これは気になる。

(あ!、ららちゃんの絵本を買いに来たのだった……)
くまのコールテンくん
 
「こんにちはおてがみです」は、手紙を一つひとつ封筒から取り出すのが、すごく楽しかったです。
しかも凝った作りの手紙が出てきて。
だるまちゃんからの手紙は暗号のようだし、やまんばの娘まゆからの手紙は予想通り豪快♪
ららちゃんにはまだわけがわからないね。
それぞれのお話に出会ってから、いつか読んでみようね。

posted by ひなっぺた at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月10日

■マーシャと白い鳥

私のストーリーテリングのレパートリーの中に、「ババヤガーの白い鳥」というロシアの昔話があります。

ロシアの昔話
 
同じようなお話が絵本になっていると知り、取り寄せました。
マーシャと白い鳥
  
ほとんど私の覚えているお話と同じでした。
ただ…、幻想的な絵には、好き嫌いがあるかもしれません。
聞き手である子どもたちは、主人公の少女マーシャに感情移入して、なんとか怖い白い鳥から逃げなくては、とはらはらします。
絵本のマーシャに、親近感をもって入り込めるかどうか、子どもたちに見せていないのでちょっと謎です。
ハリネズミが道案内をしたり、子どもたちがチーズに隠れたりするシーンは、おもしろかったですよ!
 
福音館からも「ババヤガーのしろいとり」(内田 莉莎子再話)という絵本が出ています。
「おおきなかぶ」でお馴染みの佐藤忠良さんの絵が、ロシアの雰囲気たっぷりで素敵なのですが、子どもたちに力を貸すミルクの川などの描写が物足りなくて、「この話は絵本より、語りがいいかも」と感じました。
 
読んだかたのご感想を聞けるとうれしいです♪
posted by ひなっぺた at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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