2004年08月25日

■スワンベーカリー

カイパパ通信さんで知った「スワンベーカリー」。
近くにあったので、行ってきました。
スワンベーカリー
町の中のパン屋さんのひとつ、といった感じです。
レジの人も、商品を並べる人も、中で作業をしている人も、障害をもっているように見えました。
訪れたのは2時頃、お客の少ない時間帯かも。
みなさん、黙々と働いていて、店は静かでした。商業地からは離れているので、配達/納品をしているのかな?ちょっと謎です。
 
ちょうどテレビ「ガイアの夜明け」で、紹介されました。
知的障害者や精神障害者が働く民間の作業所では、工賃は一万円未満がほとんどです。
(働くことよりも、とにかく日中の居場所があれば……という人も、作業所は受け入れています。)
私が勤めていた障害者通所授産施設では1万5千円ペースで、多い人は3万円もらっていました。
 
働く能力は充分あるのに、それに見合う仕事がないという場合、スワンベーカリーのような取り組みは魅力的です。
カイパパさんがblogで紹介していた本をまだ読んでいないので、「ガイア…」で知り得たことでしか書けないのですが、施設で行う仕事の多くは、単純な手作業を下請けするため、そこに通うすべての利用者が必ずしもできるものではありません。もちろん、そこで工程を細分化したり、補助具を工夫したりするのは、職員の腕の見せ所でもありますが。
けれど、それらの仕事は、どんどん費用の安い海外へ移ってしまいました。(「ガイア…」で紹介されたスウェーデンでも同様でした。)
 
そこで、自主作業。障害を持つ人の特性に合わせた作業、製品作りにとりかかりますが、ここで大切なのは販路です。
一般に、障害者が働く施設等の職員は、商売の素人が多く(私も。)、作ったはいいけれど、在庫が増える一方、ということに成りかねません。
バザーなどで、木工、陶芸、さまざまな製品に出会いますが、それらは商品としてどうでしょうか?「障害をもつ人が一生懸命つくったから」と言うよりも、その製品自体が愛されるといいな、と願っています。
鳴子工房のように。
  
「ガイア…」に登場した神戸の人も、自分の見積もりの甘さを指摘され、ショックを受けていましたね。
私は、たまたま上司がトヨタ出身だったので、様々な教えを受けることができましたが、きっちりアドバイスしてくれる人がいないと、利用者には賃金どころか仕事も用意できず、納期を守るために職員が残業するという事態も起こってしまうでしょう。
福祉ベンチャーパートナーズ
のような、アドバイザーが必要だと思います。
 
また、本を読んだら感想を書きたいと思います。
posted by ひなっぺた at 09:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 福祉
この記事へのコメント
ひなっぺたさん、こんにちは! いつも参考になる記事をありがとうございます(^^)/

スワンベーカリーがそばにあるなんて素敵ですね〜。
私の町にはまだないので、自分で作ろうかなあとか妄想はふくらみます。

いつも思います、わが子が大きくなってからあわてても大変だから、先を見すえて動けたらいいなあと。
そのことが、「わが子だけじゃなく、お友だちみんなのため」にもなって、make a differenceになっていくのだろうなあと(^^)

そうそう、ブログ最初期に、

・カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル:【本】小倉昌男の福祉革命
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/25192.html

こんな書評を書いていたことを思い出しました。

小倉昌男さんのことは、たくさん書きたいことがあります。竹中ナミさんのことも。「働く」ことについて考えを深めていきたいです。
また色々と教えてくださいね☆
Posted by カイパパ at 2004年08月28日 09:07
ご紹介の本を、注文しました^^
「パパのちからこぶ」で
http://homepage2.nifty.com/tubomi-aichi-autism/papa/
プロップステーション訪問記も読ませていただきました。小倉さんや竹中さんの活躍も素敵ですが、父親部の活動もすばらしいなと思っています。
Posted by ひなっぺた at 2004年08月28日 09:53
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