2004年08月22日

■びっくりさせてごめんなさいカード

もし、街中で、障害を持つ子どもに出会い、自分の子どもに「あの子、どうしたの?」と聞かれたら、あなたは、どう答えますか?
 
自閉症サポート協会が販売している「びっくりさせてごめんなさいカード」、私は、我が家のドタバタな日常さんで知りました。
自閉症の手引き
自閉症の子どもがいて、その障害ゆえに、(その特性を知らない)他の人を戸惑わせてしまった時、謝ると同時に、やむにやまれぬ事情を、ぜひ知って欲しい、という思いを伝えるカードです。
実際、障害を持つ子どもに付き添っていると、じっくり相手に伝えたくても、相手が理解するまで時間をかけて説明できないことがあります。伝わらないまま、誤解だけを残して、その場を去ることは、もったいない気がします。
出会うこと、知り合うこと、は、偏見をなくす最大のチャンスです。
そこで、「びっくりさせてごめんなさい」カードが、大きな役割を果たします!
トラブルに謝りつつ、それが決して「わがまま」「親のしつけの誤り」ではなく、もって生まれた障害に起因し、周囲の理解があれば、生き生きと育っていくことができる、そういうメッセージを送ることができます。
このカードを参考に、親や兄弟がそれぞれの言葉で、障害をもつ自分の家族への思いと、願いを、他の人に伝えていくことができるのではないでしょうか?
今回、私は
■「NO MORE 二次的障害」(持って生まれた障害だけでなく、周囲の誤解と無理解によって、その人に背負わせてしまうつらさ)や、
■「自閉症を知っていますか」(自閉症の人が、巻き込まれてしまうトラブルについての対応策)、
■「緊急連絡カード」(障害についての説明や対応法を記し、本人に持たせるカード)を購入しました。
 
そこに込められた思いと、すばらしいアイディアを、自閉症を持つ子どもを、今はたまたま持っていないけれど、家族として友達として自閉症を持つ子どもと出会うかもしれない私は、大事に受けとめたいと思います。
そして、もし、自分の子どもの障害について、周囲の無理解に苦しんでいる人がいたら、こういう取り組みもある、とヒントにしていただけたら、と思います。
 
…「あの子、どうしたの?」という無垢な子どもの問いに、親として、どう答えますか?
posted by ひなっぺた at 23:44| Comment(6) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちの旦那の姉さんの息子が自閉症なんですが、私が彼の自閉症を知ったのは、結婚後7年もたってからでした。結婚式にも来なかったし、それから6年後の義理の父の葬儀にも出席しませんでした。

定期的に同じ単語を大きな声で叫ぶので、大勢の人が集うイベントに出席するのは無理と言えば無理なんですけどね。

私自身は、小学校のすぐ近くに養護学校があって交流授業もあったため知的障害の人の存在はごく自然に身辺にあったんですが、そうでない場合はびっくりするかもしれません。
迷惑が掛かるから・・・とあまり過敏にならず、ごく自然に日常にあるがままに交流できたらいいのにと思います。なんだかなあ・・・

知的障害の子ってあれっなんじゃこれ?っていうようなはっとするような絵を描いたりするじゃないですか。普通、考えられないような配色とか。
そういう優れた特質をアピールできて、交流できる環境がもっと必要と思います。
知的障害の子をいじくったら面白いで、とか、そういう低俗な好奇心からでもいいと思う。無関心だったり避けたりするのが一番問題ありますよね。
Posted by sumiyo at 2004年08月27日 08:30
あ、すいません。自閉症は精神障害でしたよね?上のコメントは、知的障害、精神障害、身体障害全般の方のことを書きました。補足です。
Posted by sumiyo at 2004年08月27日 08:36
sumiyoさん、コメントありがとうございます!
「精神や行動の障害」という大きな分類の中に、知的障害や精神病や自閉症が含まれているという見方でいいのかも。でも、精神病=精神障害と思いこんでる人は、自閉症が病気だと勘違いしそうで、私からはあまり精神障害という言葉は使ってないです。
>特質をアピール…
そうですね。家族の気持ちも思いやりながら、応援するような形でできたらいいなと思います。
よくわかってない人が、「ママ、あの子どうしたの?」と子どもに尋ねられたとき、「見ちゃいけない」と疑問にフタをしちゃうといけないですよね。
Posted by ひなっぺた at 2004年08月27日 10:03
カイパパです。ちょっと気になったのでコメントさせていただきます。

★「自閉症=精神障害」ではありません。

自閉症児・者の7〜8割は「知的障害」を伴うため、日本の福祉では、「知的障害者」として福祉の対象となっています。
しかし、知的障害を伴わない自閉症もあります。したがって、「自閉症=知的障害」ではありません。「知的障害を伴う自閉症」といった表現が適切です。

自閉症者はその障害特性から日常生活でたくさんの困難を抱えて生きています。そのため、周囲の不適切な対応などから、二次的に精神障害を併発することはあるようです。しかしそのことは、自閉症の特性とは区別されるべきことです。

【参考】
・あたらしい自閉症の手引き>自閉症Q&A
http://www.nucl.nagoya-u.ac.jp/~taco/aut-soc/rainman/autismQA-j.html

・自閉症納言>トップページの説明
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Cassiopeia/8331/

【おまけ】

★発達障害者支援法

これまでの障害者基本法では、自閉症という障害範疇をきちんと定義してきませんでした。そのため知的障害を伴わない自閉症の人は支援を受けることができませんでした。

その「すきま」を埋めて、正面から自閉症スペクトラム、発達障害を認めて、支援していこうとしているのが、9月からの国会で成立が期待される「発達障害者基本法」です。

以上、参考になればさいわいです(^^)
Posted by カイパパ at 2004年08月28日 09:22
【追伸】
もちろん、ひなっぺたさんが誤解しているとは思っていません(^^)

ただ、よく知らない方がコメントを読むと誤解を招くだろうなあと思って書き込みました。
Posted by カイパパ at 2004年08月28日 09:25
カイパパさん、ありがとうございます。
DSMが頭にあったのですが、その表現が下手で、説明が至らなくてすみませんでした。
助かりました!

Posted by ひなっぺた at 2004年08月28日 09:46
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